
これから総合型選抜・学校推薦型選抜を受けようと考える高校生にまず行ってもらいたいことは、志望大学の入試要項をよく読んでいただくことです。入試要項を読めば、アドミッション・ポリシー以外に大学側が受験生に何を求めているのかがよくわかります。大学側が求めることを知らずに対策を行っては、対策は意味をなさなくなります。
「実績」「成果」を求める上位大学
早稲田大学 社会科学部 全国自己推薦入学試験
出願資格より抜粋
・学芸系またはスポーツ系クラブなどに所属し、都道府県以上の大会・コンクール・展覧会などにおいて優秀な成績を収めた者。
・生徒会活動において、めざましい活躍をした者。
・資格(語学検定や財務・会計資格など)を有する者。
・その他、学校外での諸活動(クラブ活動、ボランティア活動など)において、めざましい活躍をした者。
慶應義塾大学 法学部 FIT入試(A方式)
出願資格より抜粋
(a)日本語以外のさまざまな外国語の学習に熱心に取り組み、かつその成果を検定試験などで証明できる者。
(b)文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者。
(c)学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者。
(d)ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる者。
(e)国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者。
(f)入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者。
(g)その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者。
早稲田大学、慶應義塾大学のような上位の大学は、めざましい活躍をしたことや、優れた成績や成果、実績を挙げていることを示す必要があります。こうした実績なしには出願することすらできません。
自己推薦書課題
「志望動機」「学力」「学業成績以外の卓越した能力」「課外活動・社会活動の実績」「特技」等を記述し、自己を推薦する内容であるもの。
①志望動機
②学力
③学業成績以外の卓越した能力
④課外活動・社会活動の実績
⑤特技
上智大学の自己推薦書書類はまず、上記のいずれかを説明しなければなりません。すなわち、上記の項目に適合するような経験や実績があることが前提されています。この自己推薦書を作成するにあたり、①は絶対に必須です。
あとは②~⑤のなかで、あなたが何を訴えることができるのか考える必要があります。潜龍舎に来る生徒たちは、②学力(Ex.数学オリンピック出場など)、③学業以外の卓越した能力(Ex.スポーツ、学外における研究、創作、芸術活動など)、⑤特技(Ex.スポーツ、英語以外の語学など)といった能力や実績を有する生徒は皆無です(笑)。そんなスーパー高校生はうちには来てくれません(笑)。というか、そんな生徒めったにいない!。潜龍舎が上智大学他、総合型選抜・学校推薦型選抜への合格者を輩出できているのは、④課外活動・社会活動の実績を積み上げたり、これをアピールするように指導しているからです。
反対にいえば、上記②、③、⑤がないとして、加えて、④についても何もなかったら上智大学の自己推薦入試は、そもそも受けられはしないということです。
入試要項を確認しましょう
さて、今年もすでに多数の方からお問い合わせやご相談を現時点までにいただいております。しかし、上記のように活動実績等を報告することが求められているのに、これまでに何もしておらず、そうした活動実績もないままに総合型選抜・学校推薦型選抜を受験したいと言われましても、そもそも出願書類すら作成できません。したがって、まずは、入試要項をよく読んでから、ご相談をいただければと存じます。
活動実績が積み上がっていない人
高校3年生で活動実績が積み上がっていない人は、早急に潜龍舎までご相談ください。高校1,2年生は、闇雲にボランティアや探究活動を行うのではなく、戦略的かつ計画的に活動を行っていく必要があります。「実績や成果」は他者によって「優れた」ものであると評価される必要があります。したがって、どこで、誰に対して、何を目的として、何を行い、どのような成果をあげるべきなのかについてきちんと考えて行動していく必要があります。総合型選抜・学校推薦型選抜に興味を持たれたのであれば、まずは潜龍舎までご相談をいただければと存じます。