
総合型選抜・学校推薦型選抜にしろ、一般入試にしろ、とかく後回しにされがちなのが小論文対策です。共通テスト後の一ヶ月弱で小論文対策をお願いしますと毎年、何人もの受験生の依頼があります。最悪だと、なかには試験まで1週間の間に対策をお願いしますという人もいます。どうして、こうしたことになってしまうのでしょうか。
小論文ってすぐに書けるようにならないし、一人で対策できないよ
何度も何度も繰り返しお伝えさせていただいておりますが、ものを書く力は一つの技術です。したがって、技術を身につけるためには相応の訓練が入りますし、時間もかかります。2,3回程度、添削指導を受けただけでは、あなたは「合格水準の答案」を「書ける」ようにはなりません。
また、小論文対策を一人でできると考える高校生も多いですが、これも大きくかつ致命的な誤解だと思います。自分の書いた文章の内容や質を、自分で判断できるならば、どのような書き手にも編集者は入りません。ましてや、そもそも文章作成技術の未熟な高校生のみなさまが自分一人で自分の文章の良し悪しを判断したり、自身の答案が合格水準の答案になっているか否かを判断したりすることはほぼ不可能だと思います。
小論文対策を後回しにしていいことは一つもない
小論文対策を後回しにした結果として招く事態は、対策時間が十分ではなくなるということです。時間がなく、焦りや不安の中で対策を進めなくてはならないプレッシャーを、みなさまはまだ知らない。焦りや不安の中では、誰であれパフォーマンスを低下させてしまいます。小論文にふさわしい構成の仕方、語彙の用い方、課題文の読解の仕方、資料の分析の仕方などの方法を身につけるには、時間がかかります。焦って、慌てて、身につくようなものではありません。小論文対策を後回しにしていいことは何一つありません。お願いします、どうか、「今」から始めましょう。
学校の先生に見てもらいます!
小論文対策指導の実績や経験がある学校の先生もいるとは思います。しかし、校務を行いながら、入試のための小論文対策を十分に実施できる高校の先生は、ほんの一握りだと思います。あなたの質問や疑問に十全に答えてくれたり、あなたのためだけに模範解答を作成したり、あなたのためだけに十分な時間を割いて懇切丁寧に添削や指導を行ってくれたりする学校の先生は少ないと思います。そもそも学校には小論文という科目はないと思います。入試のための小論文対策指導は、本来であれば学校の先生のお仕事ではないのです。だから、「学校の先生は見てくれない」と多くの高校生が述べるのは、お門違いということになります。
月1でいいから始めましょう
なんとなく考えている志望校のなかに、小論文試験が課せられている大学があるのであれば、それだけで対策を行うのには十分な理由となります。志望校をきちんと決定してから、模試の結果を見てから、共通テストを受けてから、では遅いのです。また、夏休み以降になれば、いわゆる受験勉強に要する時間も当然、増えてくると思います。小論文対策はますます後回しにされ、対策が後手になり、合格の確度も下がっていきます。そうならないように、今から月1でもいいから、小論文対策に着手しましょう。これは、塾の営業トークとして述べているのではなく、これまで指導をしてきた受験生の言葉をそのまま伝えているに過ぎません。「月1 でもいいから小論文対策しておけばよかった!もっと早くからやっておけばよかった」とみなさまの先輩たちが口々に言うのです。「小論文対策、直前でもなんとかなるよ」というのは嘘です。正確には、なんとかなるのではなく、みなさまの先輩たちはかろうじて「なんとかしている」のが実態であり、対策の時期が遅れれば、本当はなんとかなったはずのものが、なんともならなくなります。だから、そうした先輩たちの悲痛な叫びを代弁して述べます。月1でいいから、小論文対策を始めましょう。お願いします、みなさまの合格のために、どうか、小論文対策を今から始めさせてください。何卒、賢明なご判断をお願いしたく思います。
潜龍舎作成 大学入試小論文 模範解答