潜龍舎 / 総合型選抜・学校推薦型選抜対策専門塾

総合型選抜・学校推薦型選抜/大学入試小論文 対策専門塾

「志望理由書、最初が一番大変です」【総合型選抜・学校推薦型選抜】

潜龍舎では3月からすでに受験生の総合型選抜・学校推薦型選抜対策が始まっています。まずは、志望理由書等の出願書類作成からです。潜龍舎では以下の動画や「合格する」志望理由書の作り方 重要ポイント解説書を参照していただき、各大学の要件に合わせて原稿を作成してもらうところから始まります。

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自分の志望や大学で何を学ぶ必要があるのか、書くべき必要な要件を生徒たちは一生懸命書いてくれます。しかし、最初の原稿は誰もが本当に粗削りで、内容が表層的であり、正直読むに堪えません。この原稿を細かい言葉遣いに至るまで文章の鬼のような添削と、ほとんど全行に加えられる修正指示のコメント、内容として不足部分のアドバイスが加えられます。真っ赤になって返される原稿を見て、みんな萎えちゃうらしいです。しかし、大学で学び、自分の志を果たそうとする希望や熱意や、目的や強烈な興味関心があるならば、萎えている場合じゃないですね。志望理由書の最初の原稿、初稿の指導が指導者も生徒も一番大変です。

 

毎年毎年思うことですが、やはり総合型選抜・学校推薦型選抜対策において一等重要なものは、受験生の「志」ですね。「志」が明確であり、ゆるぎなく強固であり、目的や動機や必然性を自分のことばで説明できるかが、鍵です。ここは非常に重要な部分なので、潜龍舎では本当に何度も何度も時間をかけて対話を重ねて、本人が自分なりのことばを獲得し、言葉を尽くして他者に説明を十分に展開できるようになるまで、言葉を練り上げて、自分の思いや考え(=情熱)と説明の論理(=冷静)を込めるプロセスを経て、ほかの人には絶対に書くことのできない唯一無二の内容と、審査官である大学教員を納得させる論理をもった志望理由書ができあがります。字数に関係なく、400字でも2000字でも行うことはいっしょです。

 

志望理由書を作成するにあたって、「他の受験生との差別化を図るにはどうしたらよいですか」という質問をよく受けます。しょうもない質問だなと思ってしまいます。差別化とか気にしなくてよいです。自分の考えや思いや目的や動機や必然性を言語化する作業を「対話のなかで」丁寧に、徹底的に精密に、根気強く行っていけば、自然と自分にしか書くことのできない内容になります。差別化なんてことを潜龍舎の生徒にはまったく考えさせません。「自分の内面をよく見なさい」、「自分の中をもっとよく覗きなさい」、「自分が何を考えているのか、なぜそう考えるのかをもっと正確に人にわかるように言葉にしなさい」ということです。他者(との差別化)が重要なのではなくて、自分との勝負なのです、自分とどれだけ向き合うことができるのかが、自分という存在やあり方についてどれだけ考えることができるのかが、問うことができるのかが問題なのです。わかっていると思い込んでいる自分から逃げずに、自分と向き合って、自分のことを語りだすことばを獲得することができれば、他者との差別化なんてまったく問題になりません。

 

だから、その土台となる「志」は「志」望理由書、「志」願理由書等を作成するうえで、この上なく重要です。「志なき者は、去れ」。「志」がないと、どれだけ輝かしい活動実績があっても、海外生活経験や留学経験があっても、英検一級を持っていても、総合型選抜・学校推薦型選抜ではまったく戦えない、勝負にすらならない。なにしろ出願書類が作れないからです。

 

「〇〇の資格を持っていると有利ですか」

「評定はどれぐらいあるといですか(あるいは、これだけ評定があります、ドヤァ!)」

「どういう活動をしているといいですか」

「英検とったほうがいいですか」

「今から活動しても大丈夫ですか」………

 

こういう質問を繰り返している受験生、ほんっとうにしょうもない、悲しいまでにしょうもないです、本質的じゃないです、レベルが低いです、度し難いまでにセンスがないです。何度も何度も何度も何度も伝えているけれど、総合型選抜・学校推薦型選抜で一等大事なのは「志」です。「志」があれば、将来やりたいことが決まっていて、目的、動機、必然性、熱意にしたがって、評定も資格も取るし、活動もしているのです。そういう「志」のある高校生が実在しますし、そういう受験生が総合型選抜・学校推薦型選抜を受ける資格があるし、合格するのです。「志」がないと出願すらできませんし、出願しても合格することはありません。「志なき者は、去れ」、そこのところ、何卒ご理解いただきますよう、重ね重ねお願い申し上げます。                          

 

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