「試験まで残り一ヶ月なんです!なんとかしてください!」
毎年、学校推薦型選抜の小論文試験までの残り一ヵ月、あるいは共通テスト後から国公立大学の二次試験まで残り一ヶ月弱になって、小論文対策を求められる方が非常にたくさんいらっしゃいます。ともかく時間がないため、かなり大変なことになります。なぜ、毎年毎年いつもこんなにギリギリなのでしょう。どうして毎年、このような受験生が出てきしまうのでしょうか。お願いします、自分が少しでも受験しようと考えている大学は、たとえ優先度が低い併願校であってもその試験に小論文試験が課せられているのならば、ぜひ、小論文試験対策をいますぐにでも始めてもらいたいのです。どうか、本当にお願いします、直前期ではなく、今、ここで、すぐにでも対策を開始させてください。併願校のみならず、昨今はどういうわけか第一志望の大学に小論文試験があってもズルズルと対策を放置する受験生もおり、非常に憂慮しております。
「書く力」はそんなにすぐに身につかないのです
これまでも何度も何度も何度も何度もお伝えしてきているのですが、ものを書く力というのは技術であり、技術を身につけるのには相応に時間がかかります。「今まで何もしていないのですが、試験まで死に物狂いで毎日書いたら間に合いますか」という質問を本当によく受けますが、「今日から一週間毎日必死に本気のバッティング練習をしたら、プロ野球選手からホームランを打てますか」というのと同質の質問だと思います。本当にご理解をいただけていないので、何度でも申し上げますが、これまでなんの訓練もしてきていないあなたが小論文試験にて合格水準の答案を書くための力を身につけるには、時間がかかります。お願いします、対策を今すぐ開始させてください。
こういう質問を繰り返しているうちは力がついていない
「小論文の対策の仕方を教えてくれませんか」
「どのような問題が出るのか教えてくれませんか」
「同じ傾向の過去問を教えてくれませんか」
「おすすめの参考書を教えてくれませんか」
「どのような知識が必要ですか」
「小論文の書き方がわかりません」
「どのような構成で書けばいいですか」
「何を書いたらいいのでしょうか」
「どうしたら要約ができますか」
こういう質問を繰り返している人たちは、明らかに指導者から指導も受けていないし、まともな対策もしていません。自分で書くということから学んでいないからです。どうかお願いします、いつまでもこうした愚にもつかない質問を繰り返していないで、どうか合格するために必要かつ本質的な対策を今すぐ開始させてください。
書くことでしか力は身につかない
適切な指導者のもとで指導を受けかつ自分で書くということからしか合格水準の小論文答案を作成することができるようにはなりません。合格する方法、合格するために進むべき道は決まっているのです。実際に書くことでしか、力は身についていきません。それなのに、いつまでも対策を放置しているのはなぜなのでしょうか。今すぐ志望校の過去問を試しに取り組んでみてください。そうすれば、対策の必要性、対策をすぐにでも行うべき理由のすべてをご理解いただけると思います。合格するために行うべきこと、必要なことは明らかです、どうかお願いします、今すぐ対策を始めさせてください。本当によろしくお願いいたします。