潜龍舎 / 総合型選抜・学校推薦型選抜対策専門塾

総合型選抜・学校推薦型選抜/大学入試小論文 対策専門塾

○○〇〇の活動、資格、実績があれば、合格しますか?【総合型選抜・学校推薦型選抜】

 

・評定平均値が4.9あります。この成果を上手く使える大学はありますか。

 

・部活動で関東大会に出場。英検準1級を取得。プログラミングでサービスを作り、新聞に掲載された。これらの実績があったらどのあたりまでの大学に合格できますか。

 

・○○○を××するボランティアを2年ほど続けていますが、○○大学の××学科では、この活動が評価の対象になると思いますか。

 

・△△△に取り組んで、☆☆☆という成果を得ましたが、この成果があることによって、総合型選抜・学校推薦型選抜で有利になりますか。

 

・とりあえず、ボランティアをしておこうと思いますが、どんなボランティアをしたら評価されますか。

 

・(ポイントが高く、評価の対象になる)おすすめのボランティアを教えてください。

 

上記のような質問をする人は、総合型選抜・学校推薦型選抜という試験のことがまったくわかっていない。活動、資格、実績がある「から」、それだけで評価され、合格が確約される試験ではないです。それらの活動、資格、実績が自分の将来や大学での学びとどのように関係するものなのかについて説明できないのであれば、どのような活動、資格、実績もゴミです。

 

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何度も述べているように、ボランティアを含む各種の活動は、自身の将来の志にもとづき、今、高校生として何ができるのかを考えたうえで行われるか、あるいは、これまでに行ってきたことが大学での学びや将来の志にどのように活かされると考えているのかを説明できる必要があります。資格や実績を得てきたことも同様です。

 

このあたりのことを理解せずに、たんに活動、資格、実績の有無や要件について、質問をされても意味がないです。なぜ何らかの活動をしようと考え、継続してきたのか、なぜ英検を取得する必要があるのか、なぜある実績を積み上げてきたのか…自分の人生や将来という観点から志向かつ思考され、得られた活動、資格、実績であることを説明できないのであれば、総合型選抜・学校推薦型選抜においては意味がないです。たんに活動、資格、実績があればよいというものではないことを、高校生ならびに保護者の方々も含めて、そろそろ本当にご理解いただきたい。

 

総合型選抜・学校推薦型選抜のために、ボランティアなどの各種の活動を行うことは、本質的ではないですし、道徳的にも問題があると思います。災害地でのボランティア、子ども食堂でのボランティア、町の清掃活動のボランティア、どのようなボランティア活動でもそうですが、ボランティア活動に参加する動機や目的が自身の総合型選抜・学校推薦型選抜対策のためというのは、偽善的だし、本当にどうかしていると思います。

 

「ボランティアをしておこうと思いますが、どんなボランティアをしたら評価されますか」のような質問をしてくる高校生がたくさんいます。しかし、正直、本当に辟易しています、質問に答えたくもない。自分の評価のために、ボランティアをするなよ…。先に「志」、あるいは自分の価値観に照らしてこうあるべき、こうしたいという思いや気持ちがあって、その志や思いにもとづいて、活動がなされるべきだと思います。