潜龍舎 / 総合型選抜・学校推薦型選抜対策専門塾

総合型選抜・学校推薦型選抜/大学入試小論文 対策専門塾

「志望理由書/自己推薦書 作成のためのおすすめ参考書」【総合型選抜・学校推薦型選抜】

おすすめの参考書ないっすか?

高校生の皆様からよく聞かれます。

「志望理由書書くための、なんかおすすめの参考書ってないっすか?」

 

おすすめの参考書はたくさんあります。目下、出版されている参考書等を私は文字通り「すべて」拝読させていただいております。どの本についても学ぶことができる内容が必ずあります。著者の先生方のご指導の経験や指導理念などが反映され、意を尽くされた素晴らしい参考書が(驚くべきことに)非常に安価に販売されています。したがって、上記の質問には「どれでもいいから読んでみて!とても勉強になるよ!」という回答を毎度しております。現在出版されている参考書は、潜龍舎とは指導方針や指導理念が明らかに異なるものであっても、本当にそれらのどれもが素晴らしいと思います。すべての著書の先生方に、私もご著書をとおして、私淑させていただいております。この場を借りて、すべての先生方に御礼申し上げます。

 

一方、そのころ潜龍舎の指導では

潜龍舎の指導時にも、生徒からおすすめの参考書を教えてくださいといわれます。しかし、われわれの回答は、「(どれでも読んでいいけれど)読まなくていいよ~」です。何を書くべきか、何を表現していく必要があるのか、どのように表現するべきかについて、指導者は当然知っており、生徒に指導しているのですから、指導のうえで参考書は必要ありません。参考書は、直接に指導者から教えを受けることのできない生徒のためのものです。

 

参考書を読んだからといって、「合格する」志望理由書の完成が確約されるわけではない

参考書を読めば、多くの学びがあると思います。現に私も学ばせていただいた部分もあります。しかし、当たり前ですが、参考書を読んだからといって、あなたの志望理由書が完成するわけでもなければ、合格水準に達する内容になるわけでもありません。参考書が役に立たないということを言っているのではまったくありません。そうではなくて、あなたが参考書を十分に役立てられていない、役立てられうる表現技法を備えていない、参考書が示唆する水準の内容をあなたが書くことができていないなどの可能性があるからです。

 

書いたものを見てもらうことが不可欠

参考書を読んで書いた内容であっても、「あなたが書いた文章」である以上、適切な指導者にみてもらうことが志望理由書/自己推薦書作成の対策においては不可欠です。審査官である大学教員を納得させうる内容や構成を備えていなかったり、表現が稚拙であったり、説明の理屈や論理が飛躍していたり…「あなたが書いた文章」には細かいところを挙げれば、いくらでも問題はあるのです。そうした問題のある箇所や内容を適切な指導者の指導の下で、加筆・修正していく作業を丁寧に行っていく必要があります。

 

参考書を読む前にあなたがするべきこと

参考書から学んでもらうのはおおいにけっこうです。潜龍舎も独自の志望理由書/自己推薦書の作成方法を伝える教材があります。しかし、それだけでは不足がある。「あなたが書いた文章」に対して指導をしてくれる指導者が不可欠となります。「あなたが書いた文章」を自分で「これは会心の出来だ!これで合格できる!」と最初から思うのならば、それはあなたの傲慢というものです。特に、文章を書く技術に習熟していない多くの高校生は、参考書を書う以前に、適切な指導者を探すことが、総合型選抜・学校推薦型選抜で合格するために、まず行うべきことだとご理解をいただければと思います。


 

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